この記事のポイント
- チークブラシは「丸平型」「丸型」「ろうそく型」「斜め型」の4系統で仕上がりの印象が変わる
- 毛質は天然毛と人工毛に大別され、粉含みや肌あたりに違いが出る
- 先端を使うか面を使うかでチークの発色・グラデーションをコントロールできる
- プチプラから熊野筆・デパコスまで価格帯ごとに選択肢が豊富
- お手入れ次第でブラシの寿命と仕上がりの質感が変わる
パウダーチークの仕上がりを大きく左右するのが、実はチーク本体の色以上にブラシ選びだと言われている。同じ色のチークでも、ブラシの形状や毛質が変わるだけで、頬にのる粉の量やぼかし方が変わり、まったく違う雰囲気に仕上がる。ここでは形状・毛質・ブランドという3つの切り口から、チークブラシの選び方と使いこなし方を整理していく。
チークブラシの形状で仕上がりが変わる
チークブラシの形状は大きく分けて「丸平型」「丸型」「ろうそく型」「斜め型」の4種類に分類できる。それぞれ得意な仕上がりが異なるため、なりたい印象に合わせて選ぶのがポイントだ。
丸平型はもっともスタンダードなタイプで、平たく筆先が丸みを帯びた形状をしている。粉含みが均一になりやすく、初心者でも扱いやすいのが特徴。楕円形にふんわりとチークをのせたいときに向いている。
丸型は毛量が多く、全体的に丸みを帯びたシルエットのブラシだ。頬に「ポンポン」とのせるだけで、内側からじんわり上気したような血色感を演出しやすい。粉をたっぷり含みやすいので、力を入れずに軽くタッチするのがコツになる。
ろうそく型は毛先がすぼまっている形状。ブラシを寝かせて使えば広い面に柔らかくのせられ、立てて使えば狭い範囲にしっかり色をのせられるため、1本で複数の質感を作り分けられる万能タイプとして評価されている。
斜め型はブラシの先端が斜めにカットされているタイプ。頬骨のラインに沿わせやすく、シェーディング感覚でチークを入れたいときや、頬の丸みに沿って自然なグラデーションを作りたいときに扱いやすいと評価されている。
白鳳堂 チークブラシ(熊野筆)
広島・熊野町の伝統的な製法で作られる化粧筆の代表格。丸平型のシルエットで、毛先まで均一にコシがあり、粉含みの良さと肌あたりの柔らかさを両立していると評価されている。長く使える一本を探している人に選ばれやすいアイテムだ。
毛質で選ぶ天然毛と人工毛の違い
チークブラシの毛には大きく「天然毛」と「人工毛」の2系統がある。どちらが優れているというより、求める使用感によって向き不向きがある点を押さえておきたい。
| 毛質 | 特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|
| 天然毛(リス) | 毛先が細く柔らかい。肌あたりが優しい | やわらかい肌あたりを重視したい人 |
| 天然毛(粗光峰・山羊) | 適度なコシがあり粉含みが良い | しっかり発色させたい人 |
| 天然毛(細光峰・山羊) | 最高級とされる質感。滑らかな肌あたり | 上質な使い心地を求める人 |
| 人工毛(ナイロン等) | 丈夫でお手入れがしやすい | 気軽に洗って清潔に使いたい人 |
天然毛は上質な使い心地が魅力な一方、劣化しやすくこまめなお手入れが必要とされている。人工毛は耐久性が高く、忙しい人でも扱いやすい素材として評価されている。
ロージーローザ 熊野筆チークブラシ
柔らかな天然毛(馬毛)を厳選し、熊野町で職人が仕上げるシリーズ。うちわ型のシルエットで顔の骨格に沿いやすく、広い面も細部もムラなく粉をのせられると評価されている。プチプラ帯でありながら本格的な使い心地を求める人に選ばれている。
プチプラからデパコスまで価格帯で選ぶ
チークブラシは数百円のプチプラアイテムから、1万円を超えるデパコス・専門ブランドまで幅広い価格帯で展開されている。価格差は主に毛質・毛量・持ち手の作り込みに現れることが多い。
無印良品 チークブラシ
シンプルな持ち手とやわらかな毛質で、初めてチークブラシを揃える人にも選ばれやすいアイテム。価格を抑えつつ、日常使いに十分な粉含みと肌あたりの良さを両立していると評価されている。
プチプラのチークブラシでも、丸平型や斜め型など基本の形状を押さえていれば、十分にふんわりとした仕上がりを再現できると評価されている。まずは扱いやすい形状から試してみるのがおすすめだ。
Koyudo(広島化粧筆) チークブラシ
化粧筆の産地として知られる広島の技術を生かしたシリーズ。天然毛ならではのコシとしなやかさを兼ね備え、グラデーションを作りやすいろうそく型やラウンド型など、豊富なバリエーションが展開されている。
SUQQU チークブラシ
デパコスブランドの中でも、毛量とカットの精密さにこだわったアイテムとして評価されている。1本で頬全体を包み込むようにチークをのせられ、粉が均一に広がりやすいと支持されている。特別な日のメイクにもう1本欲しいアイテムとして選ばれやすい。
携帯用チークブラシで外出先も抜かりなく
普段使いの本体ブラシとは別に、ポーチに入れて持ち歩ける携帯用チークブラシを1本用意しておくと、外出先でのメイク直しがぐっと楽になる。
携帯用を選ぶときは、スライド式で毛先が収納できるタイプを選ぶと、ポーチの中で毛先が傷んだり汚れたりするのを防ぎやすい。普段使っている本体ブラシと近い形状のミニサイズを選ぶと、仕上がりの差が出にくい。
ダイソー チークブラシ
手に取りやすい価格帯でありながら、丸平型やスライド式の携帯タイプなど選択肢が充実しているシリーズ。まず1本試してみたい人や、外出先用のサブブラシを探している人に選ばれやすいアイテムだ。
チークブラシの使い方のコツ
ブラシの性能を引き出すには、部位ごとの使い分けを意識するのがポイントとされている。
- 先端を使うと色をしっかりのせやすく、輪郭のはっきりしたチークに仕上がる
- 面を使うと粉が薄く広がり、ふんわりとしたグラデーションになりやすい
- チークをブラシに取ったら、一度手の甲や不要なティッシュで軽く払ってから頬にのせると、色ムラになりにくい
- 頬の一番高い位置から外側に向かって、円を描くようにぼかすと自然な血色感になりやすい
また、ファンデーションやパウダーで使うブラシとチークブラシを兼用すると、色移りが仕上がりに影響することがあるため、できればチーク専用として1本分けておくのがおすすめとされている。
チークブラシのお手入れ方法
ブラシは使い続けるうちに粉や皮脂が蓄積し、発色や肌あたりに影響が出てくることがある。定期的なお手入れで、清潔な状態をキープしたい。
お手入れの基本は、ぬるま湯とブラシ専用クリーナーまたは低刺激の洗浄料でやさしく洗い、毛先を下向きにして風通しの良い場所で乾かすこと。天然毛は水に濡れると毛質が変化しやすいため、洗いすぎず、月に数回程度を目安にするとよいとされている。人工毛はお手入れの手間がかかりにくく、こまめに洗いたい人に向いている。
持ち手部分を濡らすと接着部分が傷みやすいため、毛先だけを優しく洗うことも長持ちさせるポイントの一つとして紹介されている。
まとめ
チークブラシは形状・毛質・価格帯という3つの軸で選ぶことで、自分の求める仕上がりにぐっと近づけることができる。ふんわりとした血色感を出したいなら丸平型や丸型、頬骨に沿わせてメリハリを出したいなら斜め型やろうそく型が向いている。まずは1本、扱いやすい丸平型のプチプラアイテムから試し、慣れてきたら熊野筆やデパコスブランドのブラシにステップアップしていくのもおすすめだ。日々のお手入れを続けることで、ブラシ本来の質感を長く楽しむことができる。
チークブラシの選び方|形状・毛質で仕上がりが変わるをまとめました
チークブラシは「丸平型」「丸型」「ろうそく型」「斜め型」の4形状を軸に、天然毛・人工毛という毛質の違いを組み合わせて選ぶのが基本となる。プチプラから熊野筆、デパコスまで幅広い価格帯で展開されているため、普段使いと特別な日用、さらに携帯用と用途別に使い分けるのもおすすめだ。ブラシの先端と面を意識して使い分け、定期的なお手入れを続けることで、チークメイクの仕上がりをより自然で美しいものに保つことができる。












